温泉観光資格人気比較

入浴好きな国民と知られる日本人のお風呂好きの理由の一つに、「温泉」が身近にある環境であることがあげられるのではないでしょうか?そして、この豊富に温泉を楽しめる環境条件や、日本を訪れる外国人観光客の増加の影響なども相まって、驚くほど多くの温泉関連の資格があります。
たとえば温泉それぞれの効能に関する知識や、温泉の周囲の自然環境や、温泉にまつわる歴史など、様々な視点で温泉をとらえなおしてみると、様々な発見があることでしょう。
このようなスキルを持ち、観光客はじめ温泉に興味関心を持つ人たちのための「温泉観光」に関する資格に、観光関連業種を中心に注目されるようになっています。
この記事では中でも注目の5資格「温泉観光アドバイザー」「銭湯ソムリエ」「温泉ソムリエ」「温泉観光士」「温泉保養士」についてご紹介します。
人気「温泉観光アドバイザー」
例えば旅行関連の業種に就きたい、国内温泉について情報発信サイトを主宰したい、とお考えであれば「温泉観光アドバイザー」がおすすめです。日本全国の各有名温泉地での「温泉観光」をアドバイスする資格として認められ、講師としての活動が可能になるとともに、実生活で活かせる実用的な専門知識が身につきます。
温泉観光アドバイザーは、「日本生活環境支援協会」が主宰している温泉観光資格になります。
温泉観光アドバイザーとして、全国の温泉に関する知識を有していることが証明されます。例えば、各温泉の所在地・泉質・泉温・効能・特徴を理解し、温泉にまつわる歴史など観光に関する知識を有しているという証明になる資格です。
■受験料:「10,000円(消費税込み)」
■受験申込み~合否通知の受け取りまでの流れ:インターネットから受験申込(2カ月に一度)→試験期間内までに、回答用紙を返送→「合格通知発送日」から数日後に合否通知が郵送で到着
■受験場所:在宅受験
温泉資格の温泉観光アドバイザーはこちら
2位「銭湯ソムリエ」
銭湯ソムリエとは、「日本インストラクター技術協会」が主宰している資格試験になります。温泉を観光としてだけでなく、湯治として温泉の身体的効果についてアドバイスできるスキルを有することを証明する資格になります。
具体的には、銭湯ソムリエは、泉質の種類や入浴方法に関する知識を有していることが証明されます。例えば、温泉分析表の見方、単純温泉といった泉質・源泉かけ流しなど温泉に関する言葉の意味などが理解できるスキルを持っていることを示すことができる資格です。
■受験料:「10,000円(消費税込み)」
■受験申込み~合否通知の受け取りまでの流れ:インターネットから受験申込(2カ月に一度)→試験期間内までに、回答用紙を返送→「合格通知発送日」から数日後に合否通知が郵送で到着
■受験場所:在宅受験
温泉資格の銭湯ソムリエはこちら
3位「温泉ソムリエ」
タレントの東MAXはじめ、たくさんの芸能人が取得している温泉ソムリエは、その話題性から大変注目されている温泉観光に関する資格です。
温泉ソムリエは、温泉ソムリエ協会主催の「温泉ソムリエ認定セミナー(通常半日の受講で認定可)」または「温泉ソムリエ認定ツアー(通常1泊2日)」のいずれかに参加するだけで認定されます。
「温泉ソムリエマスター」に合格した後は、ステップアップセミナーが受講できるので、さらにスキルアップがはかれます。
■受験料:「27,000円(消費税込み)」
■受験申込み~合否通知の受け取りまでの流れ:インターネットから受験申込(不定期。温泉ソムリエサイトで発表)→認定セミナーに参加→参加最終日に認定される
■受験場所:セミナー参加場所
4位「温泉観光士」
「温泉観光アドバイザー」は、「日本温泉地域学会」が主催しており、群馬県草津町が後援している講座です。
この講座は、専門家による講師陣のもとに大学レベルの内容を平易に講義し、受講者が温泉学の総合的学習を踏まえて温泉の本質を理解し、観光・保養温泉地域の発展・活性化に寄与する実践力を身につけることを意図しています。講義・野外実習・試験から構成され、試験合格者には「温泉観光士」の認定書が授与されます。協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した人だけが受験できることになっています。しかもカリキュラム開始後(受講開始後)、1年以内に受験する必要があることも覚えておく必要があります。
専門性の高さや、実際に温泉地での中身の濃い講義内容から大変人気の高い資格試験になっています。
■受験料:「10,000円(消費税込み)」
■受験申込み~合否通知の受け取りまでの流れ:インターネットから受験申込(不定期)→セミナー参加最終日の試験合格により認定
■受験場所:セミナー参加場所
5位「温泉保養士」
「一般社団法人 温泉保養士協会」とは、日本の温泉文化の原点、日本型健康法である湯治(温泉保養)のスキルを有するスペシャリストを育成する意義を果たすべく開設された機関です。
そしてこの「一般社団法人 温泉保養士協会」が主宰する「温泉保養士」は、養成講習会で規定の講習を修了し、認定試験に合格した方を 温泉保養士(バルネオセラピスト)として認定しています。この制度は、2001(平成13)年10月に創設されました。 講習会では、温泉の基礎、温泉分析書の解読法、温泉療法と入浴事故防止、現代型湯治システムなど11課程3日間で修得します。 受講資格には特に制限はありません。 受講定員は100名となっています。認定の有効期間は5年間で、更新講習会を受講することで更新認定を継続することができます。
■受験料:「38,500円(テキスト代及び認定試験料含む・消費税込み)」
■受験申込み~合否通知の受け取りまでの流れ:インターネットから受験申込(不定期)→セミナー参加最終日の試験合格により認定
■受験場所:セミナー参加場所
まとめ
温泉はほかの国には珍しい日本の観光資源であり、温泉を取り巻く自然環境や、様々な歴史は、特に観光業に関係のない方でも、とても興味を惹かれるものだと思います。
また、海外の方たちからは、日本の温泉文化そのものに大変関心を寄せられています。
観光業中心に温泉観光に関してのプロフェッショナルの育成が急がれている昨今、ご紹介したようなライセンスの有資格者が必要とされています。